2019.08.09

【イベント】『アンリ・ファルマン機』公開記念特別展 「所澤飛行場 空を拓くものがたり」を開催します

【イベント】『アンリ・ファルマン機』公開記念特別展 「所澤飛行場 空を拓くものがたり」を開催します

『アンリ・ファルマン機』 公開記念特別展
   所澤飛行場 空を拓(ひら)く ものがたり  を開催します。

 所沢航空発祥記念館では、日本初の動力飛行を記録し、その後日本初の飛行場となった所沢での初飛行にも成功した飛行機「アンリ・ファルマン機」の実機を8月1日より当館にて展示開始いたしました。これを記念し、日本初の飛行場として開設され、日本の航空史に大きな功績を残した「所澤飛行場」と同機をテーマに特別展を開催することとなりました。所沢ゆかりの飛行機を通じて、日本の飛行の原点とあゆみをご覧頂けます。

会期

  第一章 2019年8月10日(土)~2019年12月1日(日)
    ※一部展示替えにより実施する予定の「第二章」については、決定次第
     お知らせいたします。

場所

  所沢航空発祥記念館 展示室内 特別展会場
  (通常の展示館入館料のみでご覧頂けます)

内容

 日本で初めての動力飛行を1910(明治43)年12月に記録し、翌年の1911(明治44)年には日本初の飛行場であるここ、所沢飛行場の空を初めて飛んだ記念すべき飛行機「アンリ・ファルマン機」の実機展示が航空自衛隊からの貸与を受けて8月1日よりスタートしました。
 このアンリ・ファルマン機とほぼ時を同じくして産声を上げた「所澤飛行場」。今では飛行場の面影はほとんどありませんが、どのような役割を担った飛行場だったのでしょうか。また、同機を操った日本最初のパイロットでもある徳川好敏氏にもスポットを当て、アンリ・ファルマン機が飛んでいた、かつての所澤飛行場を実機と共に振り返ります。
 

主な展示

●アンリ・ファルマン機 実機展示コーナー
 ・実機展示・紹介
 ・アメリカより1960年に同機が返還された際の映像(埼玉ニュース)
 ・アンリ・ファルマン機と同じく所澤飛行場を飛んだフランス機紹介パネル
 ・アンリ・ファルマン機を最初に操ったパイロット、徳川好敏の紹介および
  同氏の当館収蔵資料公開

 
●所澤飛行場ものがたりコーナー
 ・所澤飛行場の歴史紹介パネル
 ・日本人初のパイロット、徳川好敏氏・日野熊蔵氏をモデルにした
  当館オリジナルクレイアニメーション「天まで届け」参考上映
 ・当館収蔵の徳川好敏大尉関連資料展示

 
●(同時開催)フランス航空教育団 来日100周年パネル展示

*「アンリ・ファルマン機」について*

 所沢の商店街の名称になったり、マンホールの蓋にイラストで描かれたり、さらには、当館最寄りの航空公園駅駅舎のデザインのモチーフにもなっている、この「アンリ・ファルマン機」。どのような飛行機だったのでしょうか。
 
 1910(明治43)年12月、まだ専用の飛行場すら完成していなかった日本では旧陸軍の演習場「代々木練兵場」(現在の東京・代々木公園周辺)を用いて飛行実験が実施され、徳川好敏大尉の操縦するフランスから輸入された「アンリ・ファルマン機(アンリ・ファルマン1910年型)」と、日野熊蔵大尉の操縦するドイツから輸入された「ハンス・グラーデ機(ハンス・グラーデ1910年型)」が共に日本初の動力飛行記録を樹立しました。
 それから4ヶ月後の1911(明治44)年4月、待ちに待った日本初の飛行場「所沢飛行場」が現在の埼玉県所沢市に開場します。ここ所沢での初飛行は徳川好敏大尉の操縦する「アンリ・ファルマン機」が高度10メートル、飛行距離800メートル、飛行時間1分20秒を記録。これを皮切りに所沢では操縦訓練、整備技術訓練、さらには飛行機の製作や開発に至るまで日本の航空技術中核を担うようになり、所沢から多くのパイロットや航空に関わる人々、そして技術が日本中に広がっていきました。そのため所沢は「日本の航空発祥の地」と呼ばれています。
 同機は引退した後も所沢で保管されてきましたが、第二次世界大戦後、太平洋を渡りアメリカで保管された時期を経て、1960(昭和35)年、日米修好100周年および日本の航空50周年を記念したジョンソン基地(現、航空自衛隊入間基地)での盛大な返還式のもと、ふたたび日本に帰還しました。
 時の航空幕僚長 源田実氏は、同機を青少年の教育に活かすべきと提案され、永らく東京・秋葉原の交通博物館で展示されましたが、2008(平成20)年に、同館が大宮の鉄道博物館にリニューアルされた折に、航空自衛隊入間基地の教育施設である修武台記念館に移設となり、保管・収蔵されてきました。
 
 このたび航空自衛隊、埼玉県、ならびにフランス航空教育団来日100周年記念事業実行委員会の協力と連携のもと、ゆかりである所沢へ里帰り展示が実現したものです。
 
     【主要諸元】※日本導入当初のもの
      ・形式: 1910年型アンリ・ファルマンⅢ(複葉複座敷)
      ・エンジン: グノーム50馬力 7気筒 星形回転式
      ・全幅: 10.5m (現在の展示機は10.8m)
      ・全長: 12.0m (現在の展示機は10.5m)
      ・重量: 約600㎏(推定)
      ・水平速度: 65㎞/h
      ・航続時間: 4時間
      ・製造国: フランス

●チラシをこちらからダウンロート頂けます。